第4話 嵐の週に、覚悟が前倒しになった。

小説風 LOG
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2026年4月13日〜4月19日。

穏やかな週ではなかった。

まず、店舗の再契約の話が来た。賃料を2万円上げると言う。2万円。月2万円、年24万円。じわじわとメンタルが削られながら、YACCHIは交渉を続けた。感情を表に出さないのは得意だ。でも内側では、静かにだだ下がりしていた。

追い打ちをかけるように、訪問スケジュールの話も来た。来月から3コマ減る。このタイミングか、とYACCHIは思った。売上55万という目標を掲げたばかりの週に、収入の柱が細くなる知らせが重なった。笑えない。でも笑うしかない。

だから動く。それしかない。

イライラのあまり、YouTubeの動画探しに費やす無駄な時間を削ろうと決めた。そしてBluetoothイヤフォンを処分した。衝動的だったかもしれない。でも、やると決めたらやる。それがYACCHIだ。

ただし、誤算があった。帰宅前についYouTubeを開いてしまい、切りが悪いからもう少し、もう少しと気づけば店舗に居座っていた。イヤフォンを処分した意味とは。世の中、上手くいかないものだ。

アフィリエイトブログは、着実に積み上がっている。累計で投稿10記事、下書き11記事。先週からさらに前進した。賃料の交渉をしながら、訪問減の計算をしながら、それでも記事を書いた。止まらなかった自分を、YACCHIは静かに評価した。

柔術は、今週も行けなかった。

体重は68.8キロ。先週と変わらない。横ばいを維持と呼ぶか、停滞と呼ぶか。とりあえず増えてはいない。

そしてエリーの話だ。

7月を目安に食事に誘う、そのつもりだった。でも今週、YACCHIはひとつ気づいた。完璧な状態を待ち続けることが、実は一番の逃げなのかもしれない。開業だって、完璧じゃない状態で始めた。LINEの一行より、開業の方が何倍も大きな決断だったはずなのに。

GW明けに誘う。前倒しだ。

「最近どうですか?またご飯行きませんか?」

それだけでいい。シンプルでいい。断られたら、その断られ方で判断する。どちらに転んでも、YACCHIはやっていける。そう決めた。

賃料交渉、収入減、停滞する体重。嵐みたいな週だった。それでも覚悟だけは、前に進んだ。

不器用な男は今日も、静かに、次の一手を考えている。

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