第2話 目指す姿は決まった。次は、今年の目標だ。

小説風 LOG
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2026年4月5日。

人生の目的は決まった。でもYACCHIはすぐに気づいた。遠い。あまりにも遠い。年収1000万、パートナー、子供たち。眺めているだけでは、今日の足がどこへ向かえばいいかわからない。

だから今日、今年の目標を決めることにした。

まず、仕事だ。7月までに売上55万円以上。今の自分の手技で、きちんと食えることを証明する。YACCHIにとって「事業の安定」とは、余裕のことだ。金銭的な余裕じゃない。心の余裕だ。追われるように施術台に立つんじゃなく、目の前のひとりに、ちゃんと向き合える状態でいたい。

次に、体だ。今の体重は70キロ。7月までに65キロ台へ。整体師が身体の話をするとき、自分の体がついてこなければ説得力がない。それに正直に言えば、もうひとつ理由がある。

エリーに会いたいのだ。

食事に誘いたい相手がいる。YACCHIは心の中でひそかに、その人を「いとしのエリー」と呼んでいる。目標を決めてから、なんとなく意識するようになった。でも今の自分には、まだ心の余裕がない。余裕のない男が誰かを食事に誘っても、それはHave-to(〜しなければならない)だ。Want-to(〜したい)で隣に座りたいから、まず自分を整える。

そして11月。トレーナー資格試験。第一話で少し触れた、あの資格への挑戦が、いよいよ現実の日付を持ち始めた。

最後に、柔術。最近、道場から足が遠のいている。言い訳はいくらでも作れる。忙しい、疲れてる、タイミングが。でもYACCHIは知っている。畳の上に戻るたびに、自分が少し、地に足がつくことを。月に一回でいい。インビジブル・アースは、逃げない。

今年の目標は、五つ。 売上・体重・エリー・AT試験。そして柔術への帰還。

壮大でも、完璧でもない。でも全部、YACCHIがWant-toで選んだ目標だ。 不器用な男は今日も、構造で前へ進む。

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